ひるがの高原のホタル (2012年7月21日)
7月に3回実施されたナイトウォークですが、のべ80人程度の方にご参加いただきまして、大変、ありがとうございました。今年がはじめての試みだったため、特に1回目参加された方は、あまり多くのホタルをお見せできなくて申し訳御座いませんでした。ホタルについてですが、ひるがの高原では、例年6月の下旬頃に、分水嶺公園や水路沿いや川沿いで飛び始めます。この出始めの頃のホタルは、ゲンジボタルの雄のようです。手元の参考書によると、ゲンジボタルは、雄の方が雌よりも早く出始めるようです。自宅の近くの水路では、今年の7月2日に採取したホタルはゲンジボタルの雄、7月19日に採取したホタルはゲンジボタルの雌でした。ゲンジボタルの雄と雌の違いですが、雄は体長が12-13mm程度、雌は17-20mm程度と雌の方が大きく、発光する場所にも違いがあり、雄は腹部の後方から第1節と第2節ですが、雌は第2節のみです。ナイトウォークの2週目の7月14日と7月15日には、湿原植物園内でヘイケボタルも見られました。ヘイケボタルは体長10mm程度、光の点滅はゲンジボタルと比べて速く光も弱いです。
2012年7月21日 3:47 PM