管理者ブログ

ウスバシロチョウとムラサキケマン (2013年5月28日)

ムラサキケマンが咲く頃、ウスバシロチョウがよく園内に飛んできます。ムラサキケマンは、ウスバシロチョウの幼虫の食草で、おとなりの民家の畑の周辺にたくさん生えています。モンシロチョウなどのシロチョウ科の蝶ではなくて、アゲハチョウの仲間なので、ウスバアゲハという名前に変えようという意見もあるようです。
なかなか写真に撮るのが難しったのですが、一昨日の早朝、芝生の花壇のヤブカンゾウの葉にじっとして動かない雌を見つけました。なぜ、雌だと分かったのかというと、腹の下側に白っぽい袋がついていたからです。これは、交尾のあとに雄が雌につける交尾付属物(受胎嚢もしくは交尾嚢とも呼ばれる)と呼ばれるものだそうです。ウスバシロチョウは、色の変異が多くて、白っぽいものから黒っぽいものまであるそうです。この個体は全体に黒っぽくて、こういうのは日本海側に多いそうです。

ウスバシロチョウ(2013/5/26 ひるがの湿原植物園)

ウスバシロチョウ(2013/5/26 ひるがの湿原植物園)


交尾付属物を付けたウスバシロチョウの雌(2013/5/26 ひるがの湿原植物園)

交尾付属物を付けたウスバシロチョウの雌(2013/5/26 ひるがの湿原植物園)


ムラサキケマン(2013/5/28 ひるがの湿原植物園)

ムラサキケマン(2013/5/28 ひるがの湿原植物園)

お問い合わせはこちらへ
岐阜県郡上市高鷲町/高鷲観光協会
TEL 0575-73-2241(開園中)0575-72-5000(冬 季)
開園時間:午前9時~午後4時半
開園期間:4月下旬~10月上旬(定休日無)※変更の場合あり