ウスバシロチョウとムラサキケマン (2013年5月28日)
ムラサキケマンが咲く頃、ウスバシロチョウがよく園内に飛んできます。ムラサキケマンは、ウスバシロチョウの幼虫の食草で、おとなりの民家の畑の周辺にたくさん生えています。モンシロチョウなどのシロチョウ科の蝶ではなくて、アゲハチョウの仲間なので、ウスバアゲハという名前に変えようという意見もあるようです。
なかなか写真に撮るのが難しったのですが、一昨日の早朝、芝生の花壇のヤブカンゾウの葉にじっとして動かない雌を見つけました。なぜ、雌だと分かったのかというと、腹の下側に白っぽい袋がついていたからです。これは、交尾のあとに雄が雌につける交尾付属物(受胎嚢もしくは交尾嚢とも呼ばれる)と呼ばれるものだそうです。ウスバシロチョウは、色の変異が多くて、白っぽいものから黒っぽいものまであるそうです。この個体は全体に黒っぽくて、こういうのは日本海側に多いそうです。
2013年5月28日 8:49 AM