エンコウソウ (2013年6月20日)
もう花の時期はほぼ終わってしまいましたが、リュウキンカの仲間であるエンコウソウは、漢字で書くと、「猿猴草」で、「猿」はもちろん「猴」も漢和辞典で調べると「サル」という意味です。先日、園内を案内していたときに、「なぜ、猿なのですか」という質問がありましたが、そのときはなぜだったかうまく答えられませんでした。後で調べてみると、花の付いている茎(花茎)が、同属のリュウキンカが短く立ち上がるのに対して、エンコウソウでは、横に長く這い、それを「テナガザル(猿猴)の腕」に見たてたということらしいですが、テナガザルの腕を連想するとは意外な気がします。
2013年6月20日 11:19 PM