ハルジオン (2013年6月2日)
植物園のすぐ横のアスファルト道路の道端。この場所は、ここ数年すぐに刈られてしまうのですが、今年はいつも草刈をしている父が忙しくて今のところ草ぼうぼうです。でも、このほうが実は私は好きなのです。ここで、ハルジオンがたくさん咲いています。ハルジオンは、漢字で書くと「春紫苑」、和名は牧野富太郎の命名だそうです。今では、全国で普通に見られる雑草ですが、元々は北アメリカ原産。ハルジョオンと呼ぶ人もいますが、これは、ヒメジョオンとの混同でしょうか。ハルジオンとヒメジョオンは名前もややこしいですが、よく似ていて、見分けが付かない人も多いと思います。ハルジオンはつぼみの時期は、花のついている茎がうなだれて下を向いていますが、ヒメジョオンは斜め上かせいぜい横向きです(ひるがので撮影したヒメジョオンを再度確認したところ下向きのもあるみたいです 2013/6/4)。花の色は、ハルジオンは薄いピンク色から白までありますが、ヒメジョオンは白のみ。迷ったら、茎を切ってみれば良いです。ハルジオンは中空ですが、ヒメジョオンは白い髄がつまっています。こういうのを中実(ちゅうじつ)とよぶのですが、中空ほどは聴きなれない言葉です。
ひるがの高原では、5月中にハルジオンが咲き始め、ヒメジョオンはそれより少し遅れて咲き始めます。花の時期はヒメジョオンの方が圧倒的に長くて夏ごろまで咲いています。
2013年6月2日 6:38 AM