マイマイガの幼虫は何を食べているのか(その2) (2014年6月2日)
先日に引き続いて、マイマイガによる食害の観察結果です。
前回観察した際には、桜の木にはほとんどついていないか、いてもごくわずかだったのですが、国道沿いのソメイヨシノにたくさん付いていました。また、築山のオオシマザクラにも少し付いていました。
シラカバも前回は虫食い跡だけで、毛虫は見つけられなかったのですが、数はさほど多くないですが、マイマイガの幼虫が付いているのを確認しました。
前回、一番食害がひどいのは、ズミだと書きましたが、花まで食べられています。他には、ミズナラがよく食べられています。すぐ近くに、同じブナ科のコナラ、ブナ、クリがあっても、そちらの方にはあまり毛虫が付いていないのも不思議です。
ホオノキは、虫食いの穴がだんだん増えていってます。同じような大きな葉をつけるトチノキには毛虫が付いていないようです。
ミヤマガマズミは、葉っぱが穴だらけですが、毛虫は付いていません。観察したミヤマガマズミの木には、アブラムシが付いていて、アブラムシにアリがたかっていました。そういえば、前回マイマイガの幼虫が見られなかったり少なかったカスミザクラの場合は葉柄にある花外蜜腺にアリがたかっていました。もしかすると、アリはマイマイガの幼虫を退治しているのかもしれません。
他には、ミズメ、バッコヤナギ、コゴメヤナギにも付くようです。
2014年6月2日 3:15 PM
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