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ジュウイチとフクロウの声を聞きました。

昨日,午後7時ごろ,大日ヶ岳の麓で,ジュウイチの声を聞きました。これで,カッコウの仲間4種すべてが出そろいました。同じ場所で,フクロウの声も聞こえてきました。
今日は,同じ場所で日中,エゾハルゼミがずっと鳴いていました。

ひるがの高原の自然情報

7月1日~7月6日のひるがの高原の自然情報です。

あやめ沢湿原では、ミズチドリ、ノハナショウブが見頃です。
ポケットパークの湿原では、クサレダマ、ヤマトキソウが咲いています。

7月に入っても、カッコウ、ウグイス、ホトトギスの声が聞こえてきます。オオジシギは、日中に声を聞くことはほとんどなくなりましたが、7月6日のホタル観察会中(午後8時ごろ)にディスプレイフライトの音が聞こえてきました。

6月下旬からひるがの高原スキー場付近の水路でゲンジボタルが観察されました。7月に入ってから分水嶺公園周辺でも見られるようになりました。7月6日にひるがの湿原植物園でヘイケボタルが観察されました(今年初)。

5月下旬から鳴いていたハルゼミ、エゾハルゼミは、6月中旬~下旬には、高原内のいたるところで、たくさんの声が聞こえましたが、7月に入ってから声があまりしなくなりました。7月5日の夕方にヒグラシの声が聞こえました(今年初)。

ハルゼミとエゾハルゼミ

ひるがの高原では、5月の中旬頃から、セミの鳴き声が聞こえてきます。春に鳴くセミは、文字通り「ハルゼミ」と呼ばれるのですが、細かく言うと、ひるがの高原周辺にはハルゼミとエゾハルゼミという2種類のセミがいます。
ハルゼミは、ひるがの高原の中央部に多く、エゾハルゼミは、ひるがの高原の周辺部の山麓から、大日ヶ岳の中腹ぐらいの比較的標高の高い場所にいます。はじめは、単純に標高ですみ分けているのかと思いましたが、図鑑で調べると、ハルゼミは松林、エゾハルゼミはブナ林で発生するということが書いてあります。確かに、湿原が埋め立てられたり乾燥して出来た高原中央部のやせた土地にはアカマツが多く、大日ヶ岳登山口より標高の高い場所にブナが多く生えており、ほぼ植生に合った分布をしていることが分かります。湿原植物園の周囲はアカマツ林が多く、ハルゼミの声が多く聞こえてきますが、時折、遠く大日ヶ岳に近い方の林からエゾハルゼミの声が小さく聞こえてきます。
鳴き声は、ハルゼミが「ムゼー、ムゼー・・・・」という繰り返しが特徴で「ギーギーギー・・・」とも聞こえますが音も控えめであまり気がつきません。エゾハルゼミは、それよりもより騒がしい感じで「ミョーキン、ミョーキン、ケケケケケ・・・・」と鳴き、合唱することも多いです。
ハルゼミは本格的な夏が到来しニーニーゼミやヒグラシが鳴き始める7月上旬ごろには鳴き声を聞かなくなりますが、大日ヶ岳の標高の高いところでは、エゾハルゼミの大合唱が7月の終わり頃まで聞こえてきます。

セミの声

昨日(7月9日)、夕方の散歩中に自宅近くで今年最初のヒグラシの声を聞きました。自宅の近くでは先週まではハルゼミが鳴いていたのですが、今週に入ってハルゼミの声は聞かれなくなりました。少し標高の高い場所で鳴いていたエゾハルゼミもいつのまにか声がしなくなったなあと思っていたら、今朝はニーニーゼミが鳴いていました。こちらも今年初めて聞きました。もう夏なんだなあと思いました。

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岐阜県郡上市高鷲町/高鷲観光協会
TEL 0575-73-2241(開園中)0575-72-5000(冬 季)
開園時間:午前9時~午後4時半
開園期間:4月下旬~10月上旬(定休日無)※変更の場合あり