ユキザサ属3種について
ユキザサ属は、ユリ科の多年草でひるがの高原周辺では、大日ヶ岳に3種類が自生しています。
ユキザサ、オオバユキザササ(ヤマトユキザサ)、ヒロハユキザサの3種類です。そのうち、ユキザサとオオバユキザサは、園内に植えられています。園内での花期は例年5月中旬頃から6月上旬頃、ユキザサの方が約1週間早いようです。ただし、今年は5月初旬から中旬にかけての少雨のため、ユキザサはほとんど花が咲きませんでした。今、オオバユキザサがつぼみを付けていますが例年より少ないようです。ユキザサとオオバユキザサは、ともに花の色が白いため、全体の大きさと花の時期とで区別しています。ヒロハユキザサは花が緑色をしているので他の2種との区別はやさしいです。
ユキザサは、北海道では「アズキナ」と呼ばれる山菜ですが、岐阜県では、「アズキナ」といえば、マメ科のナンテンハギのことで、同じく山菜として利用されています。
2013年5月30日 3:57 PM