ノリウツギ
ノリウツギはアジサイの仲間ですが、花の集まり(花序)の形が他のアジサイの仲間と違うので、ウツギの仲間にされてしまったようです。
花の香りは私にはあまり良くは感じられないですが、虫たちはこの香りに誘われるのか、いろいろな種類がやってきます。ミツバチやハナバチの仲間、ハナアブの仲間、ハナムグリの仲間、蝶の仲間、ハナカミキリの仲間、そして、花にやってくる小さな虫たちを獲物として狙っているハナグモの仲間などです。
花を良く見ると大きな花びらの付いている花と、小さな花びらの花の2種類あります。大きな花びらの花には種子が出来ません。小さな花びらの花には雄しべと雌しべがあり種子も出来ます。大きな花びらは「飾り花」または「装飾花」と呼ばれ、花が遠くからでも目立つようについているのだと考えられています。
小さな花びらの花が終わると、飾り花の花びらは下を向いて裏返しになるようです。花が終わったことを虫たちに知らせるかのように裏返しにしているみたいで面白いですね。
2012年8月2日 9:38 AM
タグ:ノリウツギ