カッコウがやってきました。 (2011年5月18日)
今日は、久々の朝からの快晴です。毎年この時期になると南からカッコウが渡ってきます。ここ数年は毎年5月16日に初鳴きを聞いていました。今年は、15日前後が天気があまり良くなく、気温も低めで、カッコウの声も聞くことができませんでしたが、今朝、自宅の窓を開けると遠くのほうからカッコウの声が聞こえてきました。
カッコウは、ユーラシア大陸に広く分布する鳥で、冬季は、東南アジア、インド、アフリカ大陸の熱帯地方から南アフリカで越冬し、夏に北上し繁殖を行います。他の種類の鳥、例えば、オオヨシキリ、ホオジロ、モズなどの巣に卵を生みつけ、雛は産み付けられた巣の親鳥に育ててもらうという特異な生態をもちます。植物園でも、8月のはじめに、モズが仮親となっていると思われる事例を観察したことがあります。その際、巣立ったもうかなり大きなカッコウの幼鳥が動き回るのを、仮親のモズが追い掛け回していました。
2011年5月18日 12:06 PM