管理者ブログ 2012年05月

ホトトギスもやってきました。 (2012年5月27日)

昨日の夕方、植物園で開花状況を調べていたところ、遠くからホトトギスの声が聞こえてきました。19日のカッコウからちょうど1週間後でした。

ノジコとアオジ (2012年5月24日)

ひるがの高原には姿やさえずりが互いに良く似たアオジとノジコがいます。さえずっている場所も似ていますが、ひるがの高原ではアオジは湿原の周辺の木がまばらに生えている場所の少し高い木の頂き、ノジコは谷沿いの林の縁の木の枝に止まってさえずっていることが多いです。たまに同じ場所で違う日に行くとアオジとノジコが入れ替わっているときもあります。アオジは4月から、ノジコは5月に入ってからさえずりが聞こえてきます。

ノジコ

ノジコ

蝶と蛾 (2012年5月24日)

昨日、ギフチョウ撮影のお供の最中に撮った蝶と蛾です。
スジグロシロチョウは、今の時期に道端でたくさん咲いているハクサンハタザオの花に吸蜜に来ていました。
他は、別荘のお庭のシバザクラで撮影したものです。

スジグロシロチョウ

スジグロシロチョウ

ミヤマセセリ

ミヤマセセリ

クロスキバホウジャク

クロスキバホウジャク

ミヤマカラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハ

ギフチョウ

ギフチョウ

金環日食 (2012年5月22日)

昨日、たまたま東京へ向かう途中の東名高速のパーキングエリアで、雲の隙間から金環日食が見られました。
一般観光客だけでなく、スーツ姿のサラリーマンや現場に向かう途中の仕事着の方までみんな観測準備OK。わたしも、ちゃんと日食観察のフィルムを持っていたので、デジカメに当てて撮影しました。
ひるがの高原は、金環日食帯から少し北に外れるので部分日食だったようです。

金環日食

金環日食

金環日食中のパーキングエリア

金環日食中のパーキングエリア

カッコウ初鳴き (2012年5月19日)

今日、朝の散歩中にカッコウの鳴き声を聞きました。今年のひるがの高原での初鳴きです。

初夏の鳥や動物や虫たち (2012年5月18日)

今日は朝からうす曇。午前中は比較的穏やかでしたが、午後になって突風が吹いたり雷が鳴ったり夜には雨が降ったりで、気温も下がって相変わらず不穏な天候が続きます。
イカルのつがいが、植物園のお隣の庭の杉の木のこずえでさえずっています。
ミズバショウ池からはシュレーゲルアオガエルの合唱の中に時折、モリアオガエルの控えめな声が聞こえてきます。
この時期、ムラサキケマンの花が咲く頃になると出てくるのがウスバシロチョウです。いつもは、警戒心が強くてなかなか写真に撮れないのですが、今日はたまたま目の前のヤブカンゾウの葉に止まっていたので、コンデジでしたがアップで撮れました。
スイレン池の周囲では羽化したばかりと思われるコサナエが、時折風に煽られて何度もくるくると回りながらもサツキの小枝に必死につかまっていました。
水路の周辺の石の上にはシオヤトンボが止まっていました。

ムラサキケマンの花

ムラサキケマンの花


ウスバシロチョウ

ウスバシロチョウ


ウスバシロチョウ

ウスバシロチョウ

コサナエの雌

コサナエの雌


コサナエの雌

コサナエの雌

シオヤトンボの雄

シオヤトンボの雄


シオヤトンボの雌

シオヤトンボの雌

コサメビタキ (2012年5月15日)

昨日の朝、カメラに望遠レンズを林道を歩いていたら、聞いたことがない声がして見慣れない鳥が目の前の小枝に止まったので、撮影したものです。後で図鑑で調べてコサメビタキだと分かりました。

コサメビタキ

コサメビタキ

残雪と霞桜 (2012年5月15日)

初夏の新緑の頃に咲く桜がカスミザクラ(霞桜)です。ひるがの高原周辺でよく見られます。写真は、分水嶺公園の裏手の低木林の中に一本だけ生えていたカスミザクラです。後ろの山は大日ヶ岳(山頂付近の残雪)。

残雪と霞桜

残雪と霞桜

ハイイヌツゲの看板 (2012年5月10日)

ハイイヌツゲの看板

ハイイヌツゲの看板


今年から設置したハイイヌツゲの看板です。
ひるがの湿原植物園は、春先は湿原の中のほとんどがハイイヌツゲで覆われており、花はショウジョウバカマが点々とあるぐらいです。その他の時期もハイイヌツゲの中に湿原植物が点在していることが多く、以前は邪魔者として全て刈る方針でした。しかし、刈った場所のミズゴケが枯れたりして、現状の水分条件でむやみにハイイヌツゲを刈ると陽射しで湿原が乾燥し、湿原にとっては、かえってよくない場合があるようです。また、ハイイヌツゲの実は鳥たちのえさになっており、春先のえさの少ない時期にツグミ、ヒヨドリ、キレンジャク、ヒレンジャクなどが実を食べていることが分かっています。それから、ハイイヌツゲやイヌコリヤナギなどの湿原周辺に広がる低木の林はオオジシギやホオアカなど岐阜県内では繁殖地が限られている渡り鳥の繁殖の場にもなっています。また、ハイイヌツゲを大規模に刈るようになってからは、以前園内の池の周囲でよく見られたモリアオガエルの卵がまったくみられなくなってしまいました。ここ数年のひるがの高原の大日ヶ岳山麓側での林の減少などもあり、園内のハイイヌツゲを刈ったためだけではないかもしれませんが、池の周辺近くまで続いていた低木の林がなくなったことが原因だとの指摘もあります。ということで、今はハイイヌツゲは木道の周辺や水路の周辺のみを刈るようにしています。

お客様にも、中に入ったけど何もなかったとかさんざん言われますが、自然に近い状態の湿原ということで、ご理解をお願いいたします。

あやめ沢湿原のモズ (2012年5月2日)

あやめ沢湿原のモズのつがい

あやめ沢湿原のモズのつがい


先週、早朝のあやめ沢湿原は、モズのオスたちの求愛でとても騒々しかったです。この写真を撮った前日も同じモズたちなのかどうかは分からないですが、オスがメスに向かって、尾羽を振りながら、早口でまくし立てるようにさえずっていました。普段のモズの鳴き声とは違って、他の小鳥のさえずりを真似してみたり、とても複雑な節回しで10分以上さえずっていましたが、懸命なオスに対してメスはじっと横にいるだけでそのうち別の枝に飛んでいってしまいました。写真を見る限り、このオス(右)はメスに受け入れられたようです。

お問い合わせはこちらへ
岐阜県郡上市高鷲町/高鷲観光協会
TEL 0575-73-2241(開園中)0575-72-5000(冬 季)
開園時間:午前9時~午後4時半
開園期間:4月下旬~10月上旬(定休日無)※変更の場合あり