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2012年07月
ゲンジボタルの雄。体長は13mmほど。
ゲンジボタルの雄。後方から2節が発光する。
ゲンジボタルの雌。背側からみると大きさ以外、雄との違いは分からない。
ゲンジボタルの雌。体長は17mmほど。発光するのは、第2節のみ。
7月に3回実施されたナイトウォークですが、のべ80人程度の方にご参加いただきまして、大変、ありがとうございました。今年がはじめての試みだったため、特に1回目参加された方は、あまり多くのホタルをお見せできなくて申し訳御座いませんでした。ホタルについてですが、ひるがの高原では、例年6月の下旬頃に、分水嶺公園や水路沿いや川沿いで飛び始めます。この出始めの頃のホタルは、ゲンジボタルの雄のようです。手元の参考書によると、ゲンジボタルは、雄の方が雌よりも早く出始めるようです。自宅の近くの水路では、今年の7月2日に採取したホタルはゲンジボタルの雄、7月19日に採取したホタルはゲンジボタルの雌でした。ゲンジボタルの雄と雌の違いですが、雄は体長が12-13mm程度、雌は17-20mm程度と雌の方が大きく、発光する場所にも違いがあり、雄は腹部の後方から第1節と第2節ですが、雌は第2節のみです。ナイトウォークの2週目の7月14日と7月15日には、湿原植物園内でヘイケボタルも見られました。ヘイケボタルは体長10mm程度、光の点滅はゲンジボタルと比べて速く光も弱いです。
2012年7月21日 3:47 PM
タグ:ゲンジボタル, ヘイケボタル
ヒツジグサの花
イヌゴマの花
水路沿いのシモツケソウ
モウセンゴケの花
シュロソウの花
2012年7月21日 3:00 PM
タグ:イヌゴマ, シモツケソウ, シュロソウ, ヒツジグサ, モウセンゴケ
電柱に止まるオオジシギ
一昨日の夕方、電柱の上で鳴いていたオオジシギを撮影しました。最近、朝方と夕方によく声を聞きます。毎年、梅雨が明けるころには、いつの間にか姿を見なくなります。
オオジシギは、4月頃、オーストラリアの東海岸あたりから本州中部地方以北、北海道へ渡ってくる渡り鳥です。ひるがの高原およびその周辺は、岐阜県下では、おそらく唯一の繁殖地で、ほぼ毎年、ひるがの高原内で5箇所、板橋で1箇所、上野で1箇所の計7箇所のなわばりが確認されています。ひるがの湿原植物園周辺もなわばりの一つです。残念ながらどのなわばりも、ほとんどが私有地であり、将来にわたって維持されていく見通しはまだ立っていません。岐阜県のレッドデータ(絶滅のおそれのある種のリスト)にも、絶滅危惧Ⅱ類として掲載されています。
2012年7月10日 2:41 PM
タグ:オオジシギ, 野鳥
昨日(7月9日)、夕方の散歩中に自宅近くで今年最初のヒグラシの声を聞きました。自宅の近くでは先週まではハルゼミが鳴いていたのですが、今週に入ってハルゼミの声は聞かれなくなりました。少し標高の高い場所で鳴いていたエゾハルゼミもいつのまにか声がしなくなったなあと思っていたら、今朝はニーニーゼミが鳴いていました。こちらも今年初めて聞きました。もう夏なんだなあと思いました。
2012年7月10日 2:23 PM
タグ:エゾハルゼミ, ニーニーゼミ, ハルゼミ, ヒグラシ
モウセンゴケ
湿原内の木道沿いには、ところどころにモウセンゴケが生えています。モウセンゴケは食虫植物として有名ですが、虫だけを食べて生きているわけではなく、他の植物と同じように、根から水分と栄養分を吸収し、昼間は日光を受け、葉から二酸化炭素を吸収し光合成を行っています。虫を食べるといっても口があるわけではなく、葉っぱに赤色の毛が生えており、この毛の先にねばねばした液体がつき、ここに虫がつくと引っ付いて離れられなくなります。そのうちに、葉っぱがとらわれた虫を包み込むように閉じ、消化液を出して溶かして吸収してしまうということです。
名前の「もうせん」というのは漢字で書くと「毛氈」、つまり敷物のことです。他の草があまり生えないような場所に、一面を赤い毛氈のように覆うので、「もうせんごけ」という名が付きました。花は直径が1cmぐらいの白い花です。今の時期は、花のつく茎が伸び始めてきたところです。花茎の先端がゼンマイのように丸まっているのがかわいらしいです。
2012年7月10日 2:13 PM
タグ:モウセンゴケ
ヤマホタルブクロの花
クサレダマの花
シモツケソウの花
ミズチドリの花
ノリウツギの花
ノハナショウブの花
キンコウカの群落
キンコウカの花
2012年7月10日 1:59 PM
タグ:キンコウカ, クサレダマ, シモツケソウ, ノハナショウブ, ノリウツギ, ミズチドリ, ヤマホタルブクロ