管理者ブログ 2013年04月

ひるがの高原の自然情報 (2013年4月24日)

先週から今週にかけて寒い日が多いです。朝は氷点下まで冷え込みます。
ミズバショウ 今のところ、例年より花は少なめです。あやめ沢湿原周辺で5分~8分咲きです。
桜 高鷲町大鷲地区では満開です。高鷲町内国道156号線西洞地内でソメイヨシノの開花前線は停滞しています。
コブシ、タムシバ 今年はどちらも咲き年のようですが、ひるがの高原では残念なことに霜で痛んだ花が多いです。

オオジシギ(4/13 ひるがので初認) 4月17日夜9時ごろ、あやめ沢周辺で2羽のディスプレイフライトを確認しました。植物園の池や天然記念物指定地Bでもみかけます。
キビタキ(4/18 ひるがので初認) あやめ沢付近の雑木林でさえずりを聞きました。オオルリとまぎらわしいさえずりでした。
クロツグミ(4/22 ひるがので初認)湿原周辺の雑木林などで、夕方5時以降、さえずりが聞こえてきます。
コムクドリ?(4/22 ひるがので初認)さえずり、姿を確認しました。遠かったので自信が無いです。
フクロウ(4/19 ひるがの)昨年、10月にあやめ沢付近の雑木林で声を聞いて以来、同じ場所で久しぶりに声を聞きました。

鷲ヶ岳の別荘地では、オオルリ、ヤブサメ、センダイムシクイのさえずりが聞こえました(4/18 鷲ヶ岳で初認)。

あやめ沢湿原 (2013年4月20日)

今日、午前中、高鷲観光協会ひるがの支部の方々で、あやめ沢湿原と国道156号線をはさんで向い側の湿原のロープ張り作業がありました。あやめ沢湿原の木道渡り板や手すりが一部破損していますので、足元にお気をつけ下さい。

あやめ沢湿原

あやめ沢湿原(2013/4/20)


あやめ沢湿原のミズバショウ

あやめ沢湿原のミズバショウ(2013/4/20)


あやめ沢湿原のミズバショウ

あやめ沢湿原のミズバショウ(2013/4/20)


あやめ沢湿原のミズバショウ

あやめ沢湿原のミズバショウ(2013/4/20)


あやめ沢湿原のミズバショウ

あやめ沢湿原のミズバショウ(2013/4/20)


大日ヶ岳の雪形

大日ヶ岳の雪形(2013/4/20 あやめ沢湿原から撮影)

キビタキ (2013年4月18日)

今朝8時ごろ、ひるがの高原スキー場近くの雑木林で、キビタキのさえずりを聞きました。

オオジシギのディスプレイフライト (2013年4月18日)

昨晩、9時半ごろ、あやめ沢湿原周辺で2羽のオオジシギのディスプレイフライトを確認しました。

今朝のさわやか自然百景 (2013年4月14日)

今朝のNHKのさわやか自然百景は、カルスト台地で有名な山口県の秋吉台でした。植生は石灰岩地に広がる草原です。石灰岩地なので元々木は育ちにくいと思うのですが、野焼きも行っているので、人間の手で維持されている半自然草原なのかもしれません。番組では、幼虫がスミレを食草とする蝶「オオウラギンヒョウモン」を取り上げていました。ひるがの湿原植物園では、ウラギンヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンは見たことがありますが、オオウラギンヒョウモンは見たことがありません。いずれも、幼虫はスミレ類を食草とするようです。そういえば、園内の芝生にはスミレが生えています。

マツムシソウに止まるウラギンヒョウモン(2011年9月13日、園内で撮影)


オカトラノオに止まるオオウラギンスジヒョウモン(2010年7月20日 園内で撮影)


芝生のスミレ(2011/5/24 園内で撮影)

モズ (2013年4月14日)

今年はウグイスは来ているけど、まだ、モズはひるがのまで上って来ないなあと思いながら園内を歩いていると、近くからキチキチキチというどこかで聞いた声が。声の主を探すと植物園の裏手にある電線に止まっているモズでした。モズは、ふつう秋になると高鳴きと呼ばれる鳴き声で縄張りを宣言し、そのまま春まで縄張りを維持します。でも、ひるがの高原は、冬は雪が多くえさが採れないので、雪のない低地の方まで下っていくようです。そして、春になると戻ってきます。4月下旬になると、毎朝、オスの求愛の声が聞こえてきます。

あやめ沢湿原のモズのつがい

あやめ沢湿原のモズのつがい(昨年の4月29日に撮影)

ところで、昨日、見たオオジシギは今日もミズバショウ池にいました。近づくと慌てて低く飛んでいきました。湿原の中を歩いていると、数メートル先の水路の方からまた飛び立って、植物園横の藪の中に逃げ込みました。二回も遭遇したけど、今日も写真は撮れませんでした。

オオジシギ(たぶん)やってきました。 (2013年4月13日)

今朝も雪がうっすらと積もっていた開園前の園内でミズバショウ池に近づいたところ、「ゲッ」という鳴き声とともに突然1羽の鳥が飛び立ちました。あまりに咄嗟だったので、写真を撮る間も双眼鏡を覗く間もありませんでしたが、肉眼でも特徴的なくちばしや全体のシルエットははっきりと確認できました。ひるがの高原での、今年、最初のジシギ類の確認です。おそらく、オオジシギです。ディスプレイフライトはまだ確認できていません。
オオジシギは、日本列島付近で見られるジシギ類4種(オオジシギ、チュウジシギ、ハリオシギ、タシギ)の中では唯一日本で繁殖を行います。日本にはオーストラリア東岸地域から4月ごろ渡って来て、秋には帰って行く鳥(夏鳥)です。本州の中部地方以北から北海道で繁殖するとされています。ひるがの高原は、近年、岐阜県下では唯一の繁殖が確認されている場所です。牧草地のような草原、湿原と湿原周囲の低木林が広がっていることが繁殖地として適しているのだと考えられます。縄張りは、ひるがの高原から板橋地区(ひるがの高原スキー場の東側に広がる地区)や上野高原(牧歌の里やひるがの高原サービスエリアがある地区)の範囲に、6~7個所程度あると考えられています。例年4月下旬~7月上旬に、縄張りの周辺で特徴的なディスプレイフライトを行います。
ところで、今ごろの時期は、冬鳥と夏鳥の入れ替わりの時期で、今朝も渡り前のカシラダカのさえずりやジョウビタキの声が聞かれたり、北帰行途中で立ち寄ったと思われるマガモの姿が植物園の池で見られたりしました。

電柱に止まるオオジシギ

電柱に止まるオオジシギ(昨年の7月10日に撮影)

雪景色 (2013年4月11日)

4月に入ってから2度目の雪景色です。もうミズバショウも咲いているのですが、今週は寒い日が続いています。

ひるがの湿原植物園のスイレン池(4/11)


ひるがの湿原植物園のスイレン池(4/11)

ひるがの高原の自然情報 (2013年4月10日)

ミズバショウ 今年は例年より早いようです。天然記念物指定地Bの湿原では、10株以上見られます。また、ポケットパークの湿原でも数株が見られます。(2013/4/9)
ザゼンソウ 天然記念物指定地Bの湿原、ポケットパークの湿原でかなりの数の株が見られます。(2013/4/9)
ワタスゲ 花(綿ではないです)が、ポケットパークの湿原で見られます。(2013/4/9)

あやめ沢湿原、ひるがの湿原植物園は整備中および開園前準備中です。(2013/4/9)

ツバメ 数羽が鳴きながら飛び回っているのを確認しました。(2013/4/9)
ウグイス ホーホケキョとさえずっています。3日ほど前からさえずりが聞こえたそうです。(2013/4/9)

ポケットパークの湿原の様子(2013/4/9)

ポケットパークの湿原のミズバショウ(2013/4/9)

ミズバショウ(2013/4/9)

ミズバショウ(2013/4/9)

ザゼンソウ(2013/4/9)

ワタスゲ(2013/4/9)。花の時期は、このように目立たない。綿が見られるのは5月中旬以降。

お問い合わせはこちらへ
岐阜県郡上市高鷲町/高鷲観光協会
TEL 0575-73-2241(開園中)0575-72-5000(冬 季)
開園時間:午前9時~午後4時半
開園期間:4月下旬~10月上旬(定休日無)※変更の場合あり