今朝のNHKのさわやか自然百景は、カルスト台地で有名な山口県の秋吉台でした。植生は石灰岩地に広がる草原です。石灰岩地なので元々木は育ちにくいと思うのですが、野焼きも行っているので、人間の手で維持されている半自然草原なのかもしれません。番組では、幼虫がスミレを食草とする蝶「オオウラギンヒョウモン」を取り上げていました。ひるがの湿原植物園では、ウラギンヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンは見たことがありますが、オオウラギンヒョウモンは見たことがありません。いずれも、幼虫はスミレ類を食草とするようです。そういえば、園内の芝生にはスミレが生えています。
マツムシソウに止まるウラギンヒョウモン(2011年9月13日、園内で撮影)
オカトラノオに止まるオオウラギンスジヒョウモン(2010年7月20日 園内で撮影)
芝生のスミレ(2011/5/24 園内で撮影)
2013年4月14日 10:01 AM
今年はウグイスは来ているけど、まだ、モズはひるがのまで上って来ないなあと思いながら園内を歩いていると、近くからキチキチキチというどこかで聞いた声が。声の主を探すと植物園の裏手にある電線に止まっているモズでした。モズは、ふつう秋になると高鳴きと呼ばれる鳴き声で縄張りを宣言し、そのまま春まで縄張りを維持します。でも、ひるがの高原は、冬は雪が多くえさが採れないので、雪のない低地の方まで下っていくようです。そして、春になると戻ってきます。4月下旬になると、毎朝、オスの求愛の声が聞こえてきます。
あやめ沢湿原のモズのつがい(昨年の4月29日に撮影)
ところで、昨日、見たオオジシギは今日もミズバショウ池にいました。近づくと慌てて低く飛んでいきました。湿原の中を歩いていると、数メートル先の水路の方からまた飛び立って、植物園横の藪の中に逃げ込みました。二回も遭遇したけど、今日も写真は撮れませんでした。
2013年4月14日 9:41 AM
タグ:モズ, 野鳥