管理者ブログ 2019年01月

ひるがの高原の自然について (2019年1月17日)

 6年ほど前に、あるシンポジウムで「ひるがの高原の自然生態系」について話をしてほしいと頼まれました。一般向けだから、ひるがの高原で見られる動植物の紹介をすればよいと思ったのですが、それならば「ひるがの高原の動植物について」の方がいいのではないか、「自然生態系」とは仰々しい言葉だなあと感じました。
 「自然生態系」という言葉は、「自然」と「生態系」という言葉に分けられます。「自然」という言葉のもつ本来の意味は、広辞苑とかで調べたわけではないけれど、「人間がかかわっていない」という意味だと思います。生態系は外国で作られた概念を日本語に訳したものだったはず。それは、私はそれを簡単に言うと「ある環境とそこにすむ生物を一つのまとまりとして考えたもの」だと思っています。なので、自然生態系は「人間がかかわっていない」「環境とそこに住む生物を一つのまとまりとして考えたもの」となるわけです。
 ところが、何十年にもわたってひるがの高原全体が様々な人為的な影響を受けているわけで、厳密な意味で「ひるがの高原の自然生態系」というのは現在では存在しません。だから、冒頭にも書いたように「ひるがの高原の動植物について」の方がいいタイトルではないかと思いました。しかし、もし、人間の影響を受けていなかったとしたら、ここにはどんな「自然生態系」があるのかについて考えてみるのは、ひるがの高原の現状について考えてみる上で役に立つと思います。
 というわけで、これまでひるがの高原について調べたことのまとめと自分自身の勉強も兼ねて、しばらくこのブログでシリーズとして「ひるがの高原の自然」について考えてみたいと思います。

あけましておめでとうございます。 (2019年1月4日)

新年あけましておめでとうございます。
ひるがの湿原植物園ホームページ管理人のSです。
ここ数年、私の体調不良が主な原因で、ページ内容、そしてこのブログもほとんど更新できませんでした。
一方、ひるがの湿原植物園フェイスブックの方は、高鷲観光協会のNさんのおかげで、かなりの頻度で更新がなされ、昨年途中から、このホームページのトップページに表示させていただいています。フェイスブックの方はスマホからも書き込みが可能なので、私も時々、書き込んでいます。

元日の朝は、いいお天気でしたので寒い中、車の暖気が間に合わないと思ったので、自宅から歩いて15分ほどの植物園まで小走りで急いで、初日の出を撮影しフェイスブックに載せました。今年は、雪がとても少なくて、イヌツゲやヌマガヤが雪の上に見えています。今は1月2日の夜に降った雪で多少は積雪も増えたと思います。

湿原植物園は春まで冬期閉園中ですので、このブログも書くことがあまりないのですが、何か思いついたら更新しますので、時々のぞいてみてください。

それでは、本年もよろしくお願い申し上げます。

お問い合わせはこちらへ
岐阜県郡上市高鷲町/高鷲観光協会
TEL 0575-73-2241(開園中)0575-72-5000(冬 季)
開園時間:午前9時~午後4時半
開園期間:4月下旬~10月上旬(定休日無)※変更の場合あり