湿原でキンコウカが咲き始めました。湿原のトキソウ、コバイケイソウ、スイレン池のスイレン、ミズバショウ池・水路のヒツジグサ、築山のササユリが見頃です。
湿原
トキソウ(見頃)、コバイケイソウ(見頃)、キンコウカ(咲き始め)、ミヤマウメモドキ、ハイイヌツゲ
スイレン池
スイレン(見頃)、コウホネ
スイレン池周辺
ノアザミ、ノアザミ(白花)
ミズバショウ池
カキツバタ(終わりかけ)、ヒツジグサ
ミズバショウ池周辺
ハナショウブ、ゼンテイカ、ハクサンタイゲキ、ノアザミ
入口広場
ヤマホタルブクロ(咲き始め)、ヤマオダマキ
通路沿い
ヤマオダマキ
芝生広場
コナスビ、コウゾリナ、ニガナ
水路
コウホネ、ヒツジグサ(見頃)、カキツバタ
築山
ササユリ(見頃)、サツキ
山野草園
ササユリ、ゼンテイカ
キンコウカ(2019/6/26 湿原)以前は、ユリ科に含まれていましたが、ノギランなどを含むキンコウカ科にまとめられました。山野草図鑑ではなく高山植物図鑑に掲載されていますので、ひるがの高原のような標高1000m以下の自生地は珍しいかもしれません。白山から能郷白山まで連なる両白山地にはいくつか自生地があるようですが、両白山地の山の一つである大日ヶ岳の山頂や稜線では見たことがありません。
コバイケイソウ(2019/6/26 湿原)高山植物のイメージがあるコバイケイソウですが、ひるがの高原周辺(標高約900m)に自生します。
トキソウ(2019/6/26 湿原)湿原に生えるランの仲間です。栽培目的の乱獲により全国的に数が少なくなっており、ひるがの高原でも個体数は少なく貴重な植物です。当園では木道から少し離れていますので撮影には望遠レンズが必要です。
ミヤマウメモドキ(2019/6/26 湿原)湿原や湿原周辺に自生します。ハイイヌツゲと同じくモチノキ科モチノキ属の落葉低木。小さな白い花をたくさんつけます。雌雄異株で、写真のものは雄株。近縁種のウメモドキの花色は淡い赤紫色です。
スイレン(2019/6/26 スイレン池)スイレンの仲間はヒツジグサの仲間を除いてすべて海外から持ち込まれたものです。花は咲いた後も閉じたり開いたりします。早朝や夕方は閉じています。種類は大きく分けて南方系と北方系があります。ひるがのは気温が低いので北方系のスイレンです。
ハナショウブ(2019/6/26 ミズバショウ池周辺)ハナショウブは野生種のノハナショウブから育種された園芸種です。ひるがの高原にはノハナショウブが自生します。
ササユリ(2019/6/26 築山)ササユリは本州中部から西日本に分布するユリ属の仲間です。ひるがの高原のすぐお隣の高山市荘川町には大きな群生地があります。ヤマユリとよぶ地域もあります。
2019年6月26日 12:05 PM